osViews.comが最近"UNIX"の商標の利用をめぐってのアップルとthe Open Groupの3年越しの争いに関して記事をのせていました。"Unix®"の商標はOpen Groupが持っているのですが、Open GroupはアップルがOSXの売り込みに"UNIX"の名前を使いまくっているにもかかわらず商標の使用料(年間10万ドル)を払わないばかりか、Unixの仕様に厳密に従わずに標準OSとしてのUnixという資産の価値を傷つけていると主張しているようです。
osViewによると、Unixの仕様に100%あわせる事などアップルにとっては極めて簡単な事に違いないから、この裁判沙汰の鍵はアップルが年間10万ドル払いたくないということだろうと推測しています。アップルは"UNIX"という名前はもう一般名詞になっていて、誰が使っても良いと主張しているようです。
さて、気になる裁判ですが、osViewのインタビューを受けた弁護士はたぶん裁判は短期で終了してアップルとOpen Groupの間で(公開されない)和解が成立するだろうと予測しています。もしアップルが負けても"UNIX"という名前が使えなくなるのは大したダメージではありませんが、Open Groupがもし負けると"Unix"という商標がメインの資産であるOpen Groupにとっては破滅の危機となります。そこで裁判での勝利が100%確信できない限り、Open Groupは結局かなり値下げした使用料をアップルから受け取るという解決(和解)をとるのではないかという推測です。もちろん他の会社から文句が出るので和解内容は秘密ということになります。
しかしこれって、アップルがOpen Groupの足元を見て、ずるずると争いを引き延ばしてきたってことになるんでしょうかねぇ。いやはや。