アーカイブ : 2009年 7月

北朝鮮、米国と交渉の用意って・・・

Financial Times, The New York Times 7/27

ミサイルやら核実験やらで交渉どころではなかった北朝鮮ですが、同国の核兵器をめぐる問題を解決するための米国との2国間交渉に前向きであるとのコメントを発表した模様です。

(Financial Times 7/27)

”As a party concerned, we know what should be done to resolve the problem far better than anyone else,” North Korea’s foreign ministry said. ”There is a specific and reserved form of dialogue that can address the current situation,” it added obliquely.

「我が国は当事者として、問題解決のために何がなされるべきか、他のどの国よりもはるかによく熟知している」と北朝鮮の外務省は述べた。そして同省は「この状況に対処できる、特別な対話の形態がある」と遠回しに付け加えた。

「特別な対話の形態」とは北朝鮮が求め続けている米朝二国間協議であることは明らかです。ちなみに6カ国協議に関しては、明確に拒否しているようです。

(The New York Times 7/27)

But a fundamental rift remains: The Obama administration has indicated it would be willing to engage the North in direct talks only if the North agrees to return to the six-nation talks that involve the United States, China, Japan, Russia and the two Koreas.

しかし、根本的な相違点は残っている。オバマ政権は、北朝鮮が見返りとして米国、中国、日本、ロシア、南北朝鮮を含む6カ国協議への復帰を合意する場合に限って、北朝鮮との直接的な協議に応じると示唆している。

いずれにせよ、現状では「米朝協議」は手の届く範囲で、「6カ国協議」だけが主な争点という感じで、「検証可能で不可逆な核兵器開発の放棄」で揉めていた頃と比較しても、結局ミサイル実験やら核実験で欲しい物を手に入れつつあるのは北なのではないかという気がいたしますが・・・

自民崩壊へ・・・

The Economist 7/16

海外でも最近ちらほら日本の総選挙の話題を見かけます。今回は英国のThe Economistから。

For all his mistakes, Mr Aso is only a symptom of the party’s steep decline. He is the fourth prime minister in as many years. The LDP has come to the end of the line. It has no ideas, no cohesion and is covered in sleaze. Fathers hand down seats like family heirlooms. Policy is secondary to plotting.

麻生首相の過ちも確かに多かったが、麻生氏は自民党の急激な没落の1つの症状でしかない。同首相は4年間で4人目の首相である。自民党は終着点に達した。自民党にはもはやアイデアもなければ、求心力もなく、頽廃している。議席は相続財産のように受け継がれている。政策は政略の二の次となっている。

The Economistはもともと経済自由主義を掲げている雑誌ですから、民主党を評価しているわけではありませんが、日本の政策決定プロセスのオーバーホール、そして政権交代の可能性が出ることにより野党にも良い政策を提案するインセンティブが生まれるという面で、政権交代は日本にとって長期的にプラスではないかとしています。