Entries in the '' Category

中国:ウェブサイトとブログの政府登録義務付け?

国境なきレポーター」は6月6日、”Authorities declare war on unregistered websites and blogs” 「(中国)当局、未登録のウェブサイトとブログに宣戦布告」という記事を掲載しています。

Reporters Without Borders voiced alarm today at the Chinese government’s announced intention to close down all China-based websites and blogs that are not officially registered. The plan is all the more worrying as the government has also revealed that it has a new system for monitoring sites in real time and spotting those that fail to comply.

「国境なきレポーター」は今日、公式に登録されていない中国のウェブサイトおよびブログを閉鎖するという中国政府の意思の発表に対し、懸念を表明した。中国政府はリアルタイムでサイトを監視し、登録していないサイトを発見するための新たなシステムを保有していると明らかにしているだけに、この計画は一層懸念されるものである。

Guardianにも同様の記事が出ていますが、このシステムは”night crawler”と呼ばれているようです。”Big Brother”は21世紀を生き延びる事ができるのでしょうか・・・

EUネタ:英国の勝利?

EU憲法の国民投票はフランス、オランダのダブル黒星となりましたが、どうもメディアの反応も「良く分からん」という感じがします。今回の国民投票はある面では「少数の中核的ヨーロッパ諸国による、米国に対抗し得る、社会民主的な深く緊密な政治統合」を目指してきたフランス路線が、「できるだけ多数の国による、親米的な、自由主義的な浅くゆるやかな経済統合」を良しとしてきた英国路線に「戦わず自爆した」ものとも言えます。
6月2Economist

In his final television address before the vote, he warned his countrymen that a non would be a triumph for those who had always wanted Europe to be little more than a “free-trade zone” and opposed a broader political union—words that clearly pointed to Britain.

(シラク大統領は)選挙前の最後のテレビ演説で、国民に対して(国民投票での)「否」は、常にヨーロッパをただの「自由貿易圏」とすることを望んで、より広義の政治統合に反対してきた人々 - これは明らかに英国を指す言葉だが - にとっての勝利となると警告した。

フランスの失敗はEU拡大に合意せざるを得なかったことからきている面も大きいと思います。もともとジスカールデスタンに代表されるように、フランスのメインストリームはあくまで「中核的ヨーロッパ諸国による深く緊密な政治統合」を目指しており、伝統的にEUの拡大には消極的でしたが、外交的に大上段に「反対」と言えないところを英国などにつけこまれたと見れない事もありません。
拡大EU内では英国などの思惑とおりフランス・ドイツの相対的発言権は後退、フランスが牛耳ってきたブリュッセルでも昨年は欧州委員長に、フランスの推すGuy Verhofstadtではなく英国の推すJosé Manuel Barroso(よりによってイラク戦争支持者)が選出されるなど、フランスが喜んで受け入れるEUとは様変わりしつつありました。EUの今度の議長国は英国という事で、ブレアはさぞ頑張る(?)でしょうから、フランスにとっては踏んだり蹴ったりというところでしょう。