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米国、北朝鮮のミサイル迎撃の可能性?

Financial Times 6/21付

北朝鮮のミサイル発射の可能性をめぐって緊張が高まっていますが、米国の駐日大使トーマス・シーファー氏が北朝鮮がミサイルを発射した場合、米軍による迎撃の可能性を排除しないとの見解を示したと報じています。

Asked whether Washington was prepared to deploy anti-missile technology against a test missile launched by Pyongyang, ambassador Thomas Schieffer said: “We have greater technical measures of tracking than in the past and we have options that we have not had in the past. All these options are on the table.”

北朝鮮によるテスト・ミサイルの発射に対して、米国政府にミサイル迎撃テクノロジの使用の準備があるかと聞かれて、トーマス・シーファー大使は「我々は過去に比較して大きく進んだ(ミサイル)追跡の技術的手段を有している。そして我々は過去にはなかった選択肢も有している。これらすべての選択肢が検討対象となる」と述べた。

米国のミサイル迎撃技術には疑問符も結構あるので、ミサイル迎撃を試みて失敗というのが最悪の結果と言う気もしますが・・・

アメリカの国語を英語に?

BBC

議論を呼んでいる移民法案で、英語をアメリカの「国語(national language)」にしようという修正案が上院を通過しました。

The US Senate has voted in favour of making English the national language. The measure, backed by Republicans, came as an amendment to a controversial immigration bill currently going through the Senate.

Lawmakers voted by 63-34 in favour of the move, which calls on the government to “preserve and enhance the role of English as the national language”.

米国上院は英語を米国の国語とするのに賛成の議決を行った。これは現在上院で審議中の議論の分かれている移民法案に対する修正案の形で共和党により提出されたものである。

議会は、政府に対して「国語としての英語の役割の維持と強化」を求める修正案に対し63対34の賛成多数の投票を行った。

民主党はこれを「実質的に人種差別的」として攻撃しています。英語を「共通の(国を)統一(する)言語」(common and unifying language)と規定する民主党の修正案も承認されたため、最終的にはこの差違は法案が下院に送られた後、下院で解決されることになります。ただ、下院も共和党が強いため、相当に英語の役割を強化する形で決着するのではないでしょうか。中間選挙もあるし、保守派のベースを押さえようという意図が強く働いていると考えられます。

まぁ、米国で仕事しようと思えば英語が話せないとほとんど話にならないってのは現実としてはあるわけですが・・・

ブッシュ大統領の評価最低の29%に

ずっと下がりっぱなしのブッシュ大統領の評価ですが、Wall Street Journalが伝えるところでは、とうとう「大統領の仕事を評価する」と応えたのは29%と今までの最低を更新したようです。

President Bush’s approval rating has fallen to its lowest mark of his presidency, according to a new Harris Interactive poll.

Of 1,003 U.S. adults surveyed in a telephone poll, 29% think Mr. Bush is doing an “excellent or pretty good” job as president, down from 35% in April and significantly lower than 43% in January. It compares with 71% of Americans who said Mr. Bush is doing an “only fair or poor” job, up from 63% in April.

最新のハリス・インタラクティブ調査によるとブッシュ大統領の支持率は任期中で最低の数字に低下した。

電話調査で対象となった1003人の米国人成人のうち、ブッシュ大統領が「素晴らしい、または良い」仕事を大統領としてしていると応えたのは29%で、4月の35%から、そして1月の43%からは大きく下がっている。これに対して、「まあまあ、または良くない」と答えたのは4月の63%から上昇して71%だった。

WSJによると、米国人が最も懸念している課題はイラク(28%)、移民問題(16%)、ガス・原油価格(14%)、経済(13%)、ヘルスケア(8%)とのことです。まぁ、もはやあんまり大衆の人気を気にするよりはお膝元の右派の支持を回復する方に力を入れているようなので、あんまりこたえないんでしょうが・・・

Wall Street Journal (有料)

最近流行ってるブッシュからみのジョーク

最近メールなんかで良く出回ってるブッシュからみのジョーク・・・

Donald Rumsfeld is giving the president his daily briefing.
He concludes by saying: “Yesterday, 3 Brazilian soldiers were killed.”
“OH NO!” the President exclaims. “That’s terrible!”
His staff sits stunned at this display of emotion, nervously watching as the President sits, head in hands.

Finally, the President looks up and asks, “How many is a brazillion?”

ラムズフェルドが大統領に日次のブリーフィングをしていた。
かれは最後に報告した:「昨日3人のブラジル人(ブラジリアン)の兵士が殺害されました」
「何てことだ!」大統領は叫んだ。「それはひどい!」
大統領のスタッフは大統領の激しい感情の発露に呆然として座ったままだった。彼らは大統領が頭を抱えて座っているのを不安げに見守った。

ついに大統領は顔を上げ聞いた。「ブラジリオンっていくつのことだっけ?」

Brazilian(ブラジリアン:ブラジル人)のことを、Million(ミリオン:100万)、Billion(ビリオン:10億)かなんかの仲間だと間違ったという、ブッシュの知性を馬鹿にした数あるジョークの1つですね。面白いんですが、本物の方はみんなが馬鹿にするのを逆手にとっているような気がします。

マードック氏、主流メディアの危機を訴える

ニッポン放送の買収騒ぎの際によくメディアが書いたり言ったりしていた中に、インターネットとジャーナリズムの話がありました。基本的にはブログのようなメディアはジャーナリズムではないというような論調が目立っていたと思います。
英国や米国でも同じような論調もみますが、さすがに批判・分析精神に富んでいる連中が多いだけに、主流メディアの中でも全く違った主張も目立ちます。その中でも主流中の主流のメディア王マードックが米国新聞編集者協会(American Society of Newspaper Editors)で行ったスピーチは注目を集めました。

What is happening is, in short, a revolution in the way young people are accessing news. They don’t want to rely on the morning paper for their up-to-date information. They don’t want to rely on a god-like figure from above to tell them what’s important. And to carry the religion analogy a bit further, they certainly don’t want news presented as gospel.

They want control over their media, instead of being controlled by it.

簡単にいえば、若い人々がニュースを得る方法に革命が起こっているのです。彼らは最新の情報を得るのに、朝刊に頼りたいとは思っていません。彼らの上にいる神のような人物から何が重要なのかを告げられることも望んでいません。この宗教的な例えを使うと、彼らはニュースが神の教えのように伝えられることも全く望んでいません。

彼らはメディアに支配されるのではなく、自分自身のメディアを支配することを望んでいるのです。

They want to question, to probe, to offer a different angle. Think about how blogs and message boards revealed that Kryptonite bicycle locks were vulnerable to a Bic pen. Or the Swiftboat incident. Or the swift departure of Dan Rather from CBS. One commentator, Jeff Jarvis, puts it this way: give the people control of media, they will use it. Don’t give people control of media, and you will lose them.

In the face of this revolution, however, we’ve been slow to react. We’ve sat by and watched while our newspapers have gradually lost circulation.

彼らは質問を発し、調査し、異なった視点を提供することを望んでいます。ブログとメッセージ・ボードが、クリプトナイトの自転車錠がビック・ペン(ボールペン)に弱いということをどうやって暴いたか考えてみて下さい。またはスイフトボート事件(大統領選に際して、ジョン・ケリーのベトナム戦での戦歴が問題になった事件)、CBSのダン・ラザーの引退(ブッシュに対する報道が捏造だったことをブログに暴かれた)を考えてみてください。コメンテーターのジェフ・デービスはこのように言っています。「人々にメディアの支配権を与えれば、彼らはそれを用いるだろう。人々にメディアの支配権を与えてはいけない。そんなことをすればあなた(既存のメディア)が支配権を失うだろう」

しかし、私たちはこの革命に直面しながら、対応に遅れをとっています。私たちは新聞が発行部数を徐々に失っているにもかかわらず、(この革命を)傍観してきたのです。

新聞の発行部数の減少に危機を抱くニュース・コープのボス、マードック氏の切迫感が伝わってきます。他にも英国のエコノミスト(こちらもメインストリーム中のメインストリームですが)がジャーナリズムにおいてインターネットやブログの果たす役割について書いていますが、これもなかなか良い記事です

ニモ裁判でイタイ目に・・・

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BBC Newsより:
「ファインディング・ニモ」といえばディズニー/ピクサーのアニメ映画ですが、フランスの児童書の作者がニモが自分の作ったキャラクターを真似たものだとしてディズニー/ピクサーを訴えていた裁判の判決がありました。

But a French court ruled on Wednesday that Nemo had existed before Pierrot and that Le Calvez even knew of the Disney character when he created his.

He was ordered to pay 61,000 euros ($80,000, £42,000) damages and costs.

しかし水曜日、フランスの法廷はニモがピエロ(原告のル・カルベス氏が創作したキャラクター)より以前から存在しており、カルベス氏が彼のキャラクターを創造した時にディズニーのキャラクターをすでに知っていたとさえ裁定した。

カルベス氏は損害および裁判費用として61,000ユーロ(80,000ドル、42,000ポンド)を支払よう命じられた。

もともとディズニーに100万ユーロ(約1億4,000万円)の支払を求めていたカルベス氏ですが、逆に850万円もの大損となってしまいましたとさ・・・めでたしめでたし(?)

ユーロメールとアメリメール

3月25日のSlateに、アメリカ人とヨーロッパ人の電子メールの違いについての記事がのっていました。

Amerimail is informal and chatty. It’s likely to begin with a breezy “Hi” and end with a “Bye.” The chances of Amerimail containing a smiley face or an “xoxo” are disturbingly high.

アメリメールは形式ばっておらず、くだけた感じだ。たいてい軽い「ハイ」で始まり「バイ」で終わる。アメリメールに絵文字や”xoxo”(キスとハグの意)が出てくる確率はおそろしいほど高い。

ついでに、バケーションに行って天気もすごく良かったけど子供がクラゲに刺されてホエール・ウォッチングに行けなかったとかなんてことを書かないとアメリカ人は気がすまないとSlateは書いてます。でも私のケーケンから言うと日本人には負けるぞ。

Euromail is stiff and cold, often beginning with a formal “Dear Mr. X” and ending with a brusque “Sincerely.” You won’t find any mention of kids or the weather or jellyfish in Euromail.

ユーロメールは堅苦しくて冷たく、大抵は形式張った「親愛なるXX様」で始まりそっけない「敬具」で終わる。子供や天気がどうしたとかクラゲがどうだとかという話はユーロメールにはでてこない。

The fact is, Europeans and Americans approach e-mail in a fundamentally different way. Here is the key point: For Europeans, e-mail has replaced the business letter. For Americans, it has replaced the telephone.

実際のところ、ヨーロッパ人とアメリカ人は電子メールに対して本質的に異なったアプローチをとっている。重要な点は、ヨーロッパ人にとって電子メールはビジネス・レターに取って代わったものであり、アメリカ人にとって電子メールは電話に取って代わったものだということだ。

まあ、記事の筆者も言ってるように類型化しすぎとも言えますが、大体当たってるような気もします。日本人の場合は簡潔なメールは少なくてどっちかというとアメリメールに近いような気がしますね。

女性蔑視?で火ダルマのハーバード学長

ローレンス・サマーズと言えばクリントン政権の切れ者財務長官だった先生ですが、今はハーバード大の学長をやっています。サマーズ博士、1月のセミナーで女性蔑視ともとられる発言をしてそれ以来火ダルマ状態でしたが、とうとうハーバードの学者達から不信任の烙印を押されました。BBC Newsより

Academics at Harvard’s Faculty of Arts and Sciences voted by 218 to 185 to express a “lack of confidence”, but the body has no power to punish Dr Summers.

ハーバードの文理学部の研究者たちは218対185で「不信任」を表明した。しかし、この団体はサマーズ博士を罰する権限を有しているわけではない。

「やめろ」という声も多いようですが、218対185という「僅差」にはまた女性団体が怒りそうです。ただこのような事態はハーバード400年近い歴史でもまれなことらしいです。

At the seminar in January, Dr Summers suggested that one reason men outperformed women in maths and science might be genetics, not just experience.

1月のセミナーでサマーズ博士は数学と科学で男性が女性より実績を上げている理由の1つは経験だけではなく遺伝的特徴によるものである可能性があると示唆した。

席を立って部屋から出たゲストもいたようですが、大騒ぎになったのは後の話で、すぐに大騒ぎにならなかったのもハーバードが保守的なせいだなんて、怒ってる人も多いみたいです。

アメリカでもサラリーマン根性

ディズニーの前CEOのアイスナー氏は極めてエゴの強いCEO(まぁ大企業のCEOは大体そうですが)として知られていましたが、後任のCEOはナンバー2だったアイガー氏となりました。創業一族などは社外からの人物を求めていましたが、ワンマンの下での「イエスマン」と捉えられていたアイガー氏への眼差しは厳しいものがあるようです(Slateより)。

Stewart paints a portrait of Iger as a man who survives and rises largely by keeping his head down and, more importantly, by not posing any kind of threat to Eisner.

スチュアート氏はアイガー氏を危険を避け、しかもより重要なことだが、アイスナー氏にまったく脅威を与えないことにより会社で生き残り、出世してきた男だと描いている。

いますね。こういう人。上司の脅威にならないってのは1つの会社にとどまる場合は大事ですが、アメリカは転職社会でもあるのでそういう生き方をするビジネスマンは「無能」のレッテルを貼られることを覚悟せねばなりません。アイガー氏がこんなに長くディズニーのナンバー2でいれたのは、結局外から誘いが無かったからに違いないって論調ですね。

Ironically, the qualities that allowed Iger to survive at Disney—extreme loyalty to an abusive boss and a disinclination to threaten the status quo—may have made him unattractive for outside companies.

皮肉なことだが、アイガー氏がディズニーで生き延びることができた能力、つまり虐待的な上司に対する極端な忠誠、現状維持を脅かす意欲のなさ、によりアイガー氏は他の企業にとっては魅力的ではなくなっていた可能性がある。

えらい言われ方ですが、こんなサラリーマンがナンバーワンになると結局困るのは株主、社員なんで、近いうちに一騒動あるかもしれませんね。ちなみに前任のアイスナー氏はアップルCEOのスティーブ・ジョブズのピクサーと喧嘩別れになった人物ですが、喧嘩別れは両方とも極端に強烈な性格だったせい、というのがもっぱらのウワサです。