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うるう秒、無事に過ぎる

あけましておめでとうございます。
うるう秒(leap second)の影響で、今年の元日は普段の1日より1秒長くなりましたが、どうも無事に過ぎたようですね。うるう秒は「原子時計」で決められる時間と、少しづつ遅くなっている地球の自転による時間との差を調整するために挿入されるものです。

The official timekeeping devices of communication companies the world over, television stations, newspapers also will hold their electronic breaths for one second. Perfect time is critical to our technological infrastructure, some of which operates at the speed of light. Measured this way, one second represents two-thirds the distance between the earth and moon. (Washington Post 12/30/2005)

世界中の通信会社、テレビ局、新聞等の公式計時装置も1秒間その電子的な息を止める。ものによっては光の速度で動作している我々の技術的インフラストラクチャーにとって完全な時間は非常に重要である。光の速度で見れば、1秒間は地球と月の距離の3分の2にあたる。

うるう秒はうるう年などと違って、「原子時間(世界標準時)」と「地球時間(天文時)」のずれが0.9秒以上になった場合に挿入されるという決まりになっており、そのため間隔が不規則になり、技術的な対応もそれに応じて不規則になるため(そして、ますます技術に依存する社会インフラストラクチャーへの影響も大きくなるため)、廃止するべきという意見の人も一部おり(時計会社やら技術屋さん)、うるう秒を支持する天文学者や地球学者との議論が長く続いています。

マードック氏、主流メディアの危機を訴える

ニッポン放送の買収騒ぎの際によくメディアが書いたり言ったりしていた中に、インターネットとジャーナリズムの話がありました。基本的にはブログのようなメディアはジャーナリズムではないというような論調が目立っていたと思います。
英国や米国でも同じような論調もみますが、さすがに批判・分析精神に富んでいる連中が多いだけに、主流メディアの中でも全く違った主張も目立ちます。その中でも主流中の主流のメディア王マードックが米国新聞編集者協会(American Society of Newspaper Editors)で行ったスピーチは注目を集めました。

What is happening is, in short, a revolution in the way young people are accessing news. They don’t want to rely on the morning paper for their up-to-date information. They don’t want to rely on a god-like figure from above to tell them what’s important. And to carry the religion analogy a bit further, they certainly don’t want news presented as gospel.

They want control over their media, instead of being controlled by it.

簡単にいえば、若い人々がニュースを得る方法に革命が起こっているのです。彼らは最新の情報を得るのに、朝刊に頼りたいとは思っていません。彼らの上にいる神のような人物から何が重要なのかを告げられることも望んでいません。この宗教的な例えを使うと、彼らはニュースが神の教えのように伝えられることも全く望んでいません。

彼らはメディアに支配されるのではなく、自分自身のメディアを支配することを望んでいるのです。

They want to question, to probe, to offer a different angle. Think about how blogs and message boards revealed that Kryptonite bicycle locks were vulnerable to a Bic pen. Or the Swiftboat incident. Or the swift departure of Dan Rather from CBS. One commentator, Jeff Jarvis, puts it this way: give the people control of media, they will use it. Don’t give people control of media, and you will lose them.

In the face of this revolution, however, we’ve been slow to react. We’ve sat by and watched while our newspapers have gradually lost circulation.

彼らは質問を発し、調査し、異なった視点を提供することを望んでいます。ブログとメッセージ・ボードが、クリプトナイトの自転車錠がビック・ペン(ボールペン)に弱いということをどうやって暴いたか考えてみて下さい。またはスイフトボート事件(大統領選に際して、ジョン・ケリーのベトナム戦での戦歴が問題になった事件)、CBSのダン・ラザーの引退(ブッシュに対する報道が捏造だったことをブログに暴かれた)を考えてみてください。コメンテーターのジェフ・デービスはこのように言っています。「人々にメディアの支配権を与えれば、彼らはそれを用いるだろう。人々にメディアの支配権を与えてはいけない。そんなことをすればあなた(既存のメディア)が支配権を失うだろう」

しかし、私たちはこの革命に直面しながら、対応に遅れをとっています。私たちは新聞が発行部数を徐々に失っているにもかかわらず、(この革命を)傍観してきたのです。

新聞の発行部数の減少に危機を抱くニュース・コープのボス、マードック氏の切迫感が伝わってきます。他にも英国のエコノミスト(こちらもメインストリーム中のメインストリームですが)がジャーナリズムにおいてインターネットやブログの果たす役割について書いていますが、これもなかなか良い記事です