小泉首相の謝罪
日中関係の話題はもう食傷だったんですが、やはり気になるというか何というか・・・
小泉首相のアジア・アフリカ会議(バンドン会議)首脳会議での演説は、アフリカの支援および日中関係の悪化が関心を集めていることもあり、相当大きく取り上げられています。FTなどでも世界ニュースのトップに持ってきています。
Junichiro Koizumi, Japan’s prime minister, on Friday attempted to repair strained relations with China by expressing “deep remorse” and “heartfelt apology” for his country’s colonial aggression, in a speech he delivered at the Asia-Africa Summit in Jakarta.
日本の首相の小泉純一郎は金曜、ジャカルタのアジア・アフリカ・サミットにおいて行った演説で、日本の植民地的侵略に関して「痛切な反省」と「心からのお詫び」を表明し、緊迫した日中関係の修復を試みた。
トップのしょっぱなにこの書き出しだったので、ちょっと無視するのも難しいかと。今年はアフリア支援も大きな関心を集めており、しかも日中関係は最近報道されることも多いので、FTのサイトを見た他の多くの人もそうではないでしょうか。
Although his statement is a repetition of previous apologies from Japanese prime ministers, it is the first time such comments have been made at a speech in an international gathering.
首相の言明内容は、以前の日本の首相たちによる謝罪の繰り返しではあるが、国際的な会議においてこのような言明がなされたのは初めてである。
日本の首相のお詫び(によらず、発言)がこれほど大きく報道されたのも過去珍しいのではないでしょうか。不満な人もいると思いますが、注目されているタイミングで、行政府トップの極めて率直な発言は悪くないと思います。
The prime minister sought to underline Japan’s peaceful post-war record, in which it had been restricted by a pacifist constitution. Its main diplomatic efforts have taken the form of large aid and loan contributions, not least to China which has received a total of about US$30bn in soft loans.
In his speech, Mr Koizumi pledged Japan would pursue the goal of increasing its overseas development aid to 0.7 per cent of gross national income, and doubling its aid to Africa over the next three years.
同首相は平和憲法により制限されてきた日本の戦後の実績の強調を試みた。日本の外交努力の中心は巨額の援助および借款の形をとったものであり、特に中国は合計約300億米ドルに上るソフト・ローンを受け取っている。
演説の中で小泉首相は日本が海外開発援助(ODA)を国内総生産の0.7%に増額する目標の達成を目指し、向こう3年間でアフリカに対する援助を倍増させることを言明した。
日本の過去の実績の強調、および注目されているアフリカに対する援助の増額など、ポイントも悪くないと思います。首相が自らこのような主張を大きな会議で行うのは、注目度もまた人々に与える印象も大きく違いますから、外交的に意義深いことだと思います。