2006/9/4 月曜日

コア・インフレに意味はあるか・・・

先週少し話題になっていたのはカンサス・シティ連銀の後援で開かれていたジャクソン・ホール・シンポジウムで、英国中銀のチーフ・エコノミストであるCharles Beanがバーナンキ先生などお歴々の面前で、FRBがコア・インフレを重視しているのを批判した(という風にしか聞こえない)スピーチを行ったことでした。

インフレの指標は今だに学者の間での論争のネタの1つですが、FRBなどがエネルギー価格などを除いたコア・インフレを重視しているのに比較して、英国中銀、欧州中銀ともヘッドラインの数字をより重視しています。

Charles Bean氏の論点の中心は、原油価格上昇の原因は、工業製品の下落をもたらしている原因と全く同じ、新興市場の工業化とグローバリゼーションであり、したがって、下落している工業製品価格を指数に残したまま、エネルギー価格を指数から取り除く手法の妥当性は極めて疑わしいというものです。

個人的には、これは真っ当な議論であると思います。少なくとも現在のFRBのコア重視には、少し前の「M3データ追放」と同様の割り切れなさを感じざるを得ません。ってなこと言ってるとまた「お前、金利上げ支持派か」って見られちゃうんですけどね。

Chareles Beanのコメント(PDFです)