日本のメディアを見てると、アメリカでは大多数の人がブッシュを支持していないような感覚をうけるんだけど、(残念ながら)もちろんそんな事はナイ。
なんで日本のメディアの報道でそんなカンジをうけるかってゆーと、連中がほとんどあちらでは比較的「上等」な人たちが見る比較的「上等」とされてるメディアからばっかりニュースをひっぱってきてるからだ(例えば、ニューヨーク・タイムズとかね)。「インテリ」とか「上等」な方々にとっては、ブッシュを支持するなんてまったく沽券にかかわる事だから、彼らの見るメディアもちゃんとそれに合わせる事になっている。
でもね、そんなに「上等」じゃないオッチャンやオバチャン(こっちの連中の方が大多数だけどね)が住んでる世界はかなり違ってたりするわけだ。特に保守的な方の人たちはね。浅田彰が田中康夫との対談で「あっちではヴァニティ・フェアみたいなちょっとシャレた雑誌まで反ブッシュになってきてる」なんて言って、田中康夫が「なのにその手のことが日本には伝わってきてない」なんて答えてるけど、これはちょっと笑える。日本でちょっとオシャレな雑誌が森喜朗みたいなのを支持するワケナイ以上にアメリカのオシャレな雑誌がブッシュを支持するワケナイでしょ。逆に日本にはその手のことばっかりが伝わってるワケ。(おっと、くまは別に浅田彰がキライなわけじゃないよ)
クルーグマン先生やスティグリッツ大先生の本ばっかり見てそれがアメリカ経済界の大多数の見方だって思うのと同様に(これまた日本では彼らの書いた文章の紹介ばっかり見るけどね)、ちょっと「上等」で「オシャレ」なメディアばっかり見て、それがアメリカの大多数のモノの見方だなんて思ったら大間違いなわけだ。日本のメディアは別に「ニューヨーク・タイムズ」みたいにあっちの「インテリ」を対象にしてるわけじゃないんだから、もうちょっと自分でいろいろ物事を調べて、バランスのとれた(ってゆーか、もーちょっと米国の実態に近い)報道をした方がいいと思う。まあ「インテリ」にあこがれてるってのは良くわかるけどね。
ちなみにくまはブッシュはロクでもないと思ってるけど、「アメリカでも大多数の人はブッシュはロクでもないと考えてる」みたいな記事やら報道はまったくロクでもないと思ってる。
