アフリカにおける中国の影響力
Grantaはなかなか面白い英国の文芸誌ですが、最新号の「africa」にChannel 4 Newsのインターナショナル・エディターであるLindsay Hilsum女史がアフリカにおける中国の影響力の拡大に関して取材した時の取材記が掲載されていました。筆者によると、アフリカ全域において中国の影響力が急激に増大しており、アフリカと中国間の貿易は毎年倍増しているようです。
取材記なので、あまりハード・データは含まれていませんが、興味深い話がいくつかのっています。中国政府は天然資源の採掘契約にしても、借款にしても、援助にしても西欧諸国とは異なり、民主化しろとか透明性を高めろとかいう条件を付けませんし、環境アセスメントをしろと中国企業に圧力をかける市民ロビー団体も存在しないため、アフリカの一部のあまり評判の芳しくない政府にとっては非常に有り難い商売相手になっているようです。
これによって、各国政府が西欧諸国による民主化などの条件に従う必要性が薄れており、アフリカで活動する人権団体にとっては頭の痛い状況になりかねません。天安門事件のように政府反対派を封殺しながら、過去20年で4億人にも上る国民が貧困から脱出した中国は、アフリカの一部の圧政的な政府にとっては「非常に素晴らしいモデル」であるわけです。以下、Granta誌にのっていたいくつかの例を紹介・・・
