このところ、結構なペースで雇用者数の減少ペースが鈍化していたので6月の統計はショックと言う向きも多かったようです。
しかし、過去においても大幅な不況の後の失業率は、不況の「公式」な終了後も10-12カ月は悪化し続けるのが普通ですから、まだ不況まっただ中の現時点で大幅な改善を予想するのは期待の行き過ぎのように思われます。
株価に関しては、その「行き過ぎ」た期待をある程度(相当程度)織り込んでいるわけですが、現在S&P 500は880前後のかなり強い支持線と950前後の抵抗線の間にはさまれています。
ここでどちらにブレークするにしても、夏から秋にはやや大幅な調整があり、来年前半の相場に向けて良い「買い場」になる、という向きが多いようです。
いずれにしても、財政刺激のお金もまだほとんど使われておらず、最も頑健な先行指標である工業生産がある程度上向いてきているので(下図)、底抜け(3月の安値更新)というシナリオの可能性は低いように思われます。
しかし、関係ないですが、カリフォルニアは結局グロースの先見の明ということになるんでしょうねぇ。
下のグラフは米労働省統計局のリリース(PDF)から

下のグラフはJPMorgan Manufacturing PMIのOutput Index(プラスに転換)とInput Price

