新GMの会長に元SBC/ATTのウィテカー氏だそうです。インタビューでは「クルマのことなんか何にも知らん」なんて早くも大胆な発言をされてましたが、基本的にはM&Aのやり手です。で、なんでこの人が・・・と首を傾げるのは、政治を知らない「トーシロ」なんだそーです。
ウィテカーさんは昔からシカゴ政界と深いコネクションがおありになったそーで、特にSBC時代には、オバマ大統領の現在のお取り巻きになっておられる方々をせっせとヘルプされていたそーです。
そのお一方は、現在のホワイトハウスのキーパーソンのラム・イマニュエル氏だそーです。イマニュエル氏は1998年にクリントン政権のシニア・アドバイザーをやめてから少しして投資銀行にお入りになられて、2年間で1600万ドルの収入を得られたそーなんですが、いくら何でも投資銀行のトーシロがすぐに稼げる額ではありません。とゆーことで、政界のコネクションをフルにお使いになられたのは間違いありません。
イマニュエルさんが当時お手がけになった案件で最も目立つのが、セキュリティリンク社のM&A案件なんだそーです。セキュリティリンクはアメリテックが14億ドルを投じて作り上げた会社でしたが、SBCのアメリテック買収でSBCの傘下に入りましたとさ。
で、SBCはセキュリティリンクを4億7900万ドルでイマニュエルさんが代表する投資グループに売却したそーです。その6カ月後にイマニュエルさんのグループは、セキュリティリンクを10億ドルでタイコに売却して濡れ手で粟の大儲けだったそーなんですが、ウィテカーさんは当時のSBCの会長兼CEOで、もちろんイマニュエルさんのグループへの売却の決定にふかーく関わっていらっしゃったそーです。
もうお一方はクリントン政権の商務長官だったビル・デイリー氏で、ウィテカーさんはこのビル・デイリーさんをSBCの社長に任命しています。まぁ、実質的には社長にロビイストを雇ったわけですねぇ。契約料110万ドルにお給料60万ドル、それにボーナスをプラスだったそーです。ついでに書くと、ビル・デイリー氏は、上で書いたセキュリティリンクの社長さんだったそーなんですねぇ。
とゆーわけで、ウィテカー氏を会長にしたのは、新生GMを現政権の取り巻きの皆さんの「天下り先」にするための人事に決まってる、とゆーのがフツーの見方なんだそーですが、いや、オコドモには分からんハナシです・・・
そう言えば、昨年末のNew York Timesにも少しだけここらへんのハナシが出ていました。

いつも楽しく拝見しています。
GMの首脳人事って、こういう背景があったなんて、全く知りませんでした。
なんだか政治の嫌な面を見たような気がします。これではGMはやっぱり復活難しそうですね、、、、、
ところで、こういう話って、やはり海外の新聞とかをチェックしてわかるものなんでしょうか?
コメント by tatsu — 2009/6/16 火曜日 @
tatsuさん。どうもどうも。
ウィテカーって誰?みたいな話になって、ちょっと知ったかぶりのハナシをしようとしてたら横から「これだから、トーシロは・・・」とやられて聞いた話です。
キョーワ党系の怪しげなニュースでは割と出てる話のようですが、少なくとも過去の出来事から、ウィテカー氏がイマニュエル氏やデーリー氏と「袖振り合う仲」だったということは事実のようです。最後の「天下り」うんぬんのハナシは良く分かりませんが(笑)
コメント by plateaux — 2009/6/17 水曜日 @