
今後の長期的な経済成長には悲観的な見方の人が多いようです。しかし、長期的な経済成長率に関してまで、現在の金融市場の混乱の影響を大きく見すぎている人が多いのではないかと言う気もします。
最近、アクサ・ローゼンバーグの創立者のバー・ローゼンバーグのインタビューをちょっと読む機会があったのですが、すこし面白い部分があったのでご紹介。「2008年9月の出来事は、将来経済史家が重要な事件として捉えることになるだろうか?」と言う質問に対して、おじいさん曰く。
米国が能力主義を受け入れたことの帰結の1つは、米国が新しい技術で主導権を握ったということと、日本が以前に持っていたリードを守れなかったということです。ドットコム世代の興隆とともに、米国はリードを取り戻しました。(中略)私はこれが続くと考えていますし、おそらくこの差はさらに広がるでしょう。私は常に次世代の、次の重要な技術革新の観点から物事を見ています。重要な事件とはこれらの技術革新であり、2008年9月の出来事などは忘れ去られるでしょう。
経済成長の基本的な要素は生産性の成長であり、生産性の成長の重要な要素の1つは技術革新です。おじいさんは米国の生産性上昇の核心は能力主義であり、金融市場の混乱などは「カンケーねぇから忘れ去られる」と言っているわけです。
ローゼンバーグ博士は、システム運用において一つの革新を成し遂げたおじいさんで、バークリーで金融、計量経済、経済学の教授をしながらバーラの前身を創立し、その後現在のアクサ・ローゼンバーグの前身となる会社を創立した元気なおじーさんです。この業界でもこの手のおじーさんがころがってるところがすごいですが。
ところで、どーでも良いことですが、ローゼンバーグのポートフォリオ運用のためのエキスパート・システムはすべて「Eiffel」で組まれているそうです。面白いですね。
