ドル・インデックスは、5月初旬に当面のサポートと思われていた83を割り込んだ後ぐずぐすしていましたが、先週はとうとう一時80を割り込みました。
英国の格付けのアウトルックがネガティブに引き下げられたことから、「次は米国か」という懸念が広がったことが大きかったのですが、最後に効いたのがこの方の発言です。
みんなひそひそとは話していても、ビル・グロスほどの御大が公然と、米国がAAAの格付けを失う可能性について語るというのは米国人にとっては(それが相当にシニカルな人間であっても)結構こたえたようでした。
イタリアと同格の日本人からすれば「こんだけ借金するってずっと言ってんだから今さらガタガタしてもねぇ」と思うのですが、何と言っても天動説の方々ですからショックきついです。今までさんざん米国経済をこき下ろしていた連中まで、グロスがこれほどオープンに米国格下げの可能性について触れたのには少し驚いていました。
実際の問題となればトンでもないハナシなので、「別に今日明日のハナシじゃないんだけどね」と言っているグロスもどこまで真剣か分かりませんが。
まぁ、これで1つタブーが無くなったということで・・・
