
今週はFedの50bpカットで株屋さんのバーナンキ議長に対する信認は再確認されたようですが、株屋さん街の外での評判はあまりよろしくないようです。
「クレジット状況の逼迫が住宅市場の調整を激化させ、より広範な経済成長を抑制する可能性がある。今回の措置は広範な経済に対する悪影響を未然に食い止めるためのものである」
だそうですが、もともとバブル状態だったクレジットがしぼむのはいかんともしがたいわけで、何となくハイテク・バブルがしぼみだした2001年のFedの0.5%下げを思い出させるような気もします(その時も市場は大喜びでしたが)。
株屋さん以外でも先週から50bp下げを期待していた方々もいて、おっしゃるには25bpでは影響が弱そうに見えるし、今後の連続下げへの期待でインフレ期待が高まらないように、声明で「今回特別の1回きりよ」という感じを出せれば一番良いんじゃないか、なんて言う方も結構いました。
ここらへんの方からすると、首尾は悪くない感じなんでしょうが、人間が覚えてるのは声明の内容ではないですから、十分以上に期待は生まれたような気がします。長期金利も上がってますし。
議会の証言では、金融委員会のロン・ポール(共和党の大統領予備選候補の1人)とバーナンキ先生の間で以下のようなやり取りがありました(ロン・ポールはリバータリアンなので、中央銀行のインフレ容認的な政策には非常に厳しい見方をしています)。
ロン・ポール:「議長はドル危機の可能性を予想しますか」
先生:「連邦準備制度は低インフレと、貨幣の価値を守ることにコミットしています」
ロン・ポール:「答えになっていないようだが、議長はドル危機の可能性を予想しますか?」
先生:「いいえ、予想しません」
ロン・ポール:「という幸運を祈っているのでしょう?(笑)」
もちろん、ロン・ポールみたいなのは例外で、議員たちも民主、共和を問わず先週まで「金を出せ」と大変な騒ぎでした(こういうのは、世の東西を問いませんねぇ)。「まだ4.75もあるから、0.5ずつ下げても9回半分あるし、それでも駄目ならヘリコプターから・・・」というのがキャピトルヒルや株屋さん街のガラの悪い頭の良い人たちの夢かもしれませんが。
(上の画像は英国のTelegraphから頂きました)
