最近の株価のちょっと変わった振る舞いで、船底に大穴が開いたクォンツ系のファンドも多いようですが、クライアント様への「お詫び言い訳」のレターがちょろちょろ出ているようです。しかし、全般的に無責任な感覚は拭えず、何かどっかの国で地震にあった原発を運営してる電力会社のリリースみたいです。
例えばAQRのレターでは
「これは、モデルが悪いのではなく、(過去においても、成功したストラテジーに何度も起こったように)1つのストラテジーにあまりに人が集まり過ぎたということです。あまりに多くの者が同じドアから出ようとしたため問題が起こりました・・・」
・・・・。上のは典型ですが、Barclays (Global Investors)でも、Black Mesaでも、Sowoodでも色々不可抗力を挙げて、(本来は素晴らしいストラテジーが)損失を被った理由にしているという面では似たようなもんです。まぁ、地震はそんなに頻繁には起きないので、色々考えるよりは早く忘れてしまおうということでしょうか。
私が見た中で唯一の例外は、ルネサンスのジム・サイモンズで、彼はレターの中で
「問題の主な原因は、弊社のBasic Systemです ・・・ (Basic Systemに付加した)我々の予測自体はまずまずでしたが、Basicにおける下降を打ち消すほど十分なものではありませんでした。・・・ Basic Systemは低ボラティリティ・アプローチで長期的にはS&Pや他のインデックスと同等となるはずですが、・・・ 今回の幅、またはそれよりも大きい幅での乖離(いずれの方向であれ)が起こる可能性があります」
と元ガクシャっぽいコメントになっています。ジム・サイモンズ先生に関しては、以前に一度取り上げたことがあるので興味のある方は下のリンクからどうぞ。
