年金で大層大荒れのようですが、タイミング良くというか悪くというか、日経で「公的年金給付水準、日本は主要7カ国中最低」という記事が出ておりました。曰く
現役時代の収入と比べた公的年金の給付水準は、日本の単身男性は4割と主要国で最低であることが経済協力開発機構(OECD)の試算で分かった。・・・(中略)・・・ 平均収入のある男性を例にとり、老後に現役時収入の何%の年金を受け取るかを試算した。日本の比率は39%で主要7カ国では最低。全加盟国の中で日本を下回るのはアイルランドなどしかない。
だそうです。で、他の国はどうなっているのか、ちょっと気になって元データと思われる「Pensions at a Glance 2007」をちょっと拝見すると(数字は平均収入のある男性の、現役時収入に対する年金給付額の比率)、
100%以上:ギリシャ、ハンガリー、トルコ
90%以上:オーストリア、ルクセンブルグ、オランダ、
80%以上:デンマーク、アイスランド、スペイン
70%以上:イタリア、韓国、ポーランド、スロベキア、
60%以上:ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ノルウェー、ポルトガル、スウェーデン、スイス
50%以上:オーストラリア、カナダ、ドイツ、米国
40%以上:ニュージーランド、英国
40%未満:アイルランド、日本、メキシコ
という感じになっています。えーと、制度も事情も全く違う国を比較しても云々、、、とは言え、レッセ・フェールのアイルランドと同水準とは・・・(絶句)
面白かったのはこの調査が発表された後、世界の各紙とも自国の年金制度を攻撃する記事が多いということで、例えば年金の多い方でのギリシャでは「年金がギリシャ経済の脅威に」なんて感じですし、低い面では日本とご同輩のアイルランドでは「OECD、アイルランドの年金に低評価」って感じで、これだけはどうやっても難しいようですねぇ。

