イマイチなヘッジファンドの成績
ヘッジファンドの不振は長らく言われているので新しいことでもないですが、第一四半期もCSFB/Tremontのヘッジファンド・インデックスはマイナス0.11%、ヘッジファンド・リサーチのヘッジファンド・インデックスはマイナス0.7%とイマイチだったことや、GMの株式・債券をめぐって一部のヘッジファンドが大損失を被った噂が流れたりといったこともあって、今月はまたいろんなところで騒がれています。
もともと今のヘッジファンドの人気は、S&P500がマイナス9%からマイナス22%をつけた2000年から2002年の3年間の超弱気相場で、ヘッジファンド・インデックス(CSFB/Tremont)が3%から5%近くの上昇をみせて、「市場の状態に関係なく絶対的なリターンを上げれる」ことをみせたことが原因にあるのですが、長期的にみると、もともとそれほど「スーパー」というわけではありません。
下図はBarrons誌の今週号にのった記事に付いていた表ですが、2000-2002年のバブル崩壊後の一時期を除けばヘッジファンドが市場をそれほどアウトパフォームしているわけではないことが分かります。
さらに、もうちょっと長期の図がEconomistに掲載されていますが(これはヘッジファンド・リサーチ社のヘッジファンド・インデックスなので上図とは少しベースが違いますが)、これを見ると長期的にはヘッジファンドと安価なインデックスファンドはあまり変わらない、というよりインデックス・ファンドの方がややマシとなります。
まぁ、もともと「市場効率性仮説」に従えば、ヘッジファンド(やアクティブ運用のファンド)が常にアウトパフォームするのは不可能なんですが、結局全体としてみると市場はかなり効率的ってことでしょうか。
ちなみに、戦略ごとにヘッジファンドのパフォーマンスをみるのに便利なサイトにCogentHedgeなんかがあります。しかし、こういう数字から何かが導きだせるかというと、そうでもないような気もするのですが・・・


