メリルリンチのレポートによると、Microsoftの次世代ゲーム機はコスト面で、SonyのPS3よりかなり有利になりそうです。
BOM(部品表)をベースにしたメリルの分析では、製品投入時点での推定コストがPS3は495ドルに対してXbox 360が340ドル、投入の3年後の推定コストがPS3の195ドルに対しXbox 360の145ドルになっています。
MSの超強力な財務基盤を考慮すると、低マージンの競争的価格で製品投入時から長期間の攻勢に出るのが可能ですが、Sonyは財務基盤が揺らいでいるだけに価格面での消耗戦は難しいのではないでしょうか。メリルのレポートは、2006年後半にはMSは出血戦覚悟でPS3の半分程度の販売価格でXbox 360を販売する可能性があるとしています。
数量が膨らむとますますコスト・ダウンが可能になりコスト差が開くため、Sonyとしては苦しいところかもしれません。MSがシェアを握った場合はグラフィックス・ボードを供給しているATIなんかも潤いそうです。まぁ、相変わらずの株屋さんの「風が吹けば、桶屋が何とか」っていう感じもいたしますが、、(笑)
以下、メリルによる製品投入時推定コスト
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PS3
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Xbox 360
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| CPU |
$160
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$100
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| GPU |
$100
|
$100
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| 光学ドライブ |
$100
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$25
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| メモリ |
$60
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$50
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| HDD |
NA
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$25
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| USB |
$5
|
$5
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| イーサネット |
$5
|
$5
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| WiFi |
$5
|
$5
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| Bluetooth |
$10
|
NA
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| その他部品 |
$50
|
$25
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| 合計 |
$495
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$340
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ついでに、両者の最新の経営指標も見てみると下のようになります。業界が違うので簡単にどうだこうだとは言えませんが、フトコロ具合が完全に違うというのは分かると思います。ところでSONYのために言っておけば、SONYは日本企業ではそんなにめちゃくちゃ悪いワケではないです。それでも右端に出した米国のS&P500社平均にも遠く届かないところを見れば、日本企業の収益性が極めて低いということも分かります。これはバブル崩壊以前の一応好景気と言われている時から一貫しているんですが(当時は日本企業は短期的利益を気にせず長期的視点に立って投資をするから利益が低いと皆さん言ってましたが)、日本の社員はそんなにさぼってる訳じゃないのに何ででしょうねぇ。(そりゃ経営が悪い)
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SONY
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MICROSOFT
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S&P500平均
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| 粗利益率 |
21.90%
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85.17%
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45.88%
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| 営業利益率 |
1.51%
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37.12%
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20.75%
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| 純利益率 |
1.64%
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31.90%
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13.75%
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| 資産収益率 |
1.21%
|
15.53%
|
7.90%
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| 投資収益率 |
1.78%
|
19.36%
|
11.86%
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| 株主資本利益率 |
3.92%
|
20.71%
|
19.97%
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