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みずほ誤発注:システム以前の問題

  

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大騒ぎとなっているみずほ証券の誤発注は現金で強制決済のようですが、発行株式数14,500株の会社の株を61万株売るほうも売る方ですが、この明らかな間違いに山のように食いついた方も食いついた方というか、、、モルガン・スタンレーや野村も相当数取得しているようですが、多分各社の自己勘定デスクは明らかにどっかのアホが入れた間違い注文に「いただきまーす。ガブッ」とばかりに食らいついたんでしょうね・・・

みずほ証券サイドは61万株中46万株を買い戻したとしているようですが、モルガンや野村等でも1000から数千株しか買えていないところをみると(知らん顔して大儲けして売っちゃった後かもしれませんが)、少し怪しい気もいたします。

しかし、普通でしたら誤りの発生をすぐ東証に連絡し、東証はすぐに該当銘柄の取引を停止したあと、誤りの結果生じたと思われる取引をすべて取り消し、またはキャンセルというのが当たり前の対応のような気がしますが、みずほも東証もぼけっとほっといて、あとで数百億の決済というのはにわかには信じがたい世界です。世間ではシステムがどうこう言ってるようですが、システム以前の問題も極めて大きいと言えるでしょう。

この大量取引の時代に、システム的にも仕組み的にも「なっていない」というところを東証も証券会社も暴露しちゃったわけですが、他の国でも"fat finger trade"(まちがい取引)による市場混乱とそれへの対応に関しては昔からの事例があるわけですから、きちんと勉強しておいてほしいものです。

追記:
1. 「昔の事例」でリンクしたのは、2003年12月に起こったナスダックでのCorinthian Colleges(COCO)の取引をめぐるものです。朝10時46分にCOCOの株式は57.45ドルから38.97ドルに急落、Nasdaqは同社に急落の原因となるようなことがあったかどうか確認すると同時に急落の原因となった注文の出所を突き止め、12分後の10時58分には取引は何らかの間違いであるという自己判断のもと同社株の取引を停止、取引停止までに執行されたすべての取引をキャンセルしたという事例です。

この決定に関しては当然その後、多くの疑問、批判もありましたが、Nasdaqは「投資家と一般の利益の保護、および公正で秩序正しい市場の維持のためには必要な措置であった」と訴訟やSECによる調査の潜在的圧力にもかかわらずなかなか骨のあるところを見せていました。法律的にはどうなのかは分かりませんが、この手の大ミスに関しては執行しないというポリシーで宜しいのではないでしょうか。

2. 「占う女」さんが「間違い発注をした側と大量に買った側に密約があった可能性」について書いておられますが、それってあるかも・・・今回の件ではどうか分かりませんが(Abnormalな価格変動はすぐ分かりますから)、からむお金が大きいだけに日本のザル法状態ではそのうちとんでもない状態になるかも・・・。

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証券市場の公正と信頼にコメントを頂いたくまさんのブログで2003年12月に起きたNASDAQでの誤発注事件の処理について紹介されていました。 大変勉強になりました。くまさん、ありがとう�... [詳しくはこちら]

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もうやめるといいながら、どっぷり浸かっている誤注文問題なんですが、まあ、だから何だというところもありつつ、こういうトラブルに関してはいろんな意味で経験豊富なアメリカで�... [詳しくはこちら]

コメント

  突然で恐縮ですがご招待です
 「みずほ」にちなんだクイズを作りました。
 お近くへおいでの節は、どうぞ拙宅へもお立ち寄り下さい
→http://blog.q-q.jp/200512/article_57.html
(ご迷惑でしたら、お手数ですがコメント、TBの削除をお願いします)

以下のような意見もありました:

>空売りし放題だったというのが問題の本質
http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20051214#p02

どちらにしても、今の日本は経済の根幹を支えてきた建築業界や証券業界が崩壊の危機にありますね。News Week日本語版の今週号でも外人記者の悲観的な話が目立ったりと、なんだかちょっと嫌な流れです。

もともとあんまりまっとうではなかった世界の化けの皮がはがれてきてるだけという話もあるような・・・

はじめまして。ブログへのコメントありがとうございました。
恥ずかしながらNASDAQで以前こうした処理がされていたことを初めて知りました。大変、参考になりましたので、別エントリーを立ててTBさせていただきました。
今回の場合、取引を止められるかどうかという部分の議論がおろそかになったまま、「取引を止めない」という一種の政策判断が先にあったような印象があります。「取引安全」「市場への信頼」というマジックワードの前に、その結論の健全さに対して思考停止してしまったのではないかと思います。危機管理という局面で、この思考停止というか視野狭窄が起きてしまうところに問題を感じるところです。

コメントどうもありがとうございます。危機の局面での「思考停止」という問題は日本の場合なぜか特に多いような気もします。

最後は堂島の米取引時代なみの解け合いで解決を目指すというのも伝統的でなかなか香り高いというか、、、

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