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グリーンスパン退任までは利上げ継続の公算

  

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次期連銀議長にバーナンキCEA委員長が指名されて、まわりのアメちゃんの株屋さんだとかファンマネの皆さんは相当というか天井が飛んじゃうんじゃないかというくらい大喜びしてました。

この皆さん方の本音をデフォルメして書くと、今の連銀の連中は常軌を逸したタカ派で、AGとかコーンなんてのはとんでもない(時代遅れの)フィリップス・カーバーやデマンド・サイダーで、連銀が住宅バブルや、経済成長率やら失業率なんかに注意を払ったり口をはさんだりするのは職権濫用の大間違いで、連銀は黙って商品価格や金融指標のハードデータだけに集中して、国内物価の安定だけ考えとけ、となります(まぁ、完全雇用は連銀の明示的な責務の1つなんで、職権濫用は定義上間違っていますが)。

特に最近ハリケーンが来ても、コアCPI、コアPCE、コアPPIのハードデータに大して動きがなくても、賃金上昇率が低下しても、おなじみの分かったような分からないような声明を出して利上げを続ける連銀には皆さんことにご立腹のようで、呪文のように「バーナンキ、バーナンキ」と唱えていたわけです。これはブッシュのバーナンキ指名直後の株式市場の反応にも良く現れていますね。

さて、そのような悪態にも関わらず、グリーンスパンは不測の事態が起こらない限り、最後の仕事として来年1月の退任の瞬間まで現在の利上げを継続する公算が高そうです。

ちょっと振り返ると、グリーンスパンは1987年8月に議長に就任しましたが、当時は議長交代前の連銀の金融引き締めが不完全で、グリーンスパンも荒れやすい議長交代直後にDiscount Rateの50bpの利上げを行っており、その直後の10月に株式市場の崩壊が起こっています。

まぁ、この市場崩壊の際の手腕でAGは市場の信頼を得たので結果オーライだったわけですが、この経験から言っても、AGは在職中に引き締めに一応のケリをつけようとするのではないかと思われます。とゆーわけで、連銀はあと3回程度、25bpづつ利上げをして、合計14回、350bpの利上げ後に議長交代という形にするのではないでしょうか。2回目、3回目はかなり抵抗が大きいとは思いますが。AGの代弁者でもあるコーン連銀理事も最近のスピーチで、

"Imbalances between demand and potential supply would thus now be slow to show through convincingly to inflation, but when they do, they may be costly to correct." (要するに需給の不均衡がインフレとなって現れるのには時間がかかるけど、インフレになってからの対処はすごく難しいから、早めに引き締めないとダメなのよんってこと)

と述べており、これもAGの意向と大して変わらないのではないでしょうか。

ところで、米国議会ではウォール街の株屋さんたちの「信任が非常に厚い」Jim Saxton共和党議員が委員長を務める合同経済委員会(Joint Economic Committee)が、用意良くバーナンキの指名と同時にインフレターゲティングを推す調査報告書をまたまた出しており(一体何回目でしょうか)、バーナンキ議長登場ともあいまって皆さんの期待は膨らむ一方なんですが、そんなに期待膨らましちゃっていいのかしらん・・・

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